フロントオフィスとバックオフィスのDX

より顧客に近い仕事をフロントオフィス(Front Office)と呼びます。より社内業務に近い仕事をバックオフィス(Back Office)と呼びます。
関心や課題はフロント、バックどちらに多くありますでしょうか?
優先している経営課題や業務課題に照らし合わせて考えましょう。
まずはフロントとバックの優先順位を決めることが大切です。

フロント(Front)ー 攻めのDX

◆ デジタルマーケティング
 WEB サイト運営やMA(マーケティングオートメーション)ツールの活用。
◆ デジタルサブスクリプション
 アマゾンプライムやapple musicなどコンテンツや体験を中心にした定額サービス。
◆ 個別課金によるデジタルサービス
 電子書籍の購入など、サブスクリプションとは異なるスポット課金で使うサービス。
◆ EC サイト
 リアルとデジタルの橋渡しをする仕組みづくり。他社との競争優位確保や新規のお客様を獲得するためのプラットフォーム。
◆ お客様との基盤強化のための基盤づくり
 長期的にWin-Win の関係を築くためのプラットフォームづくりやLTV(Life Time Value)を高めるサービス。
(例:ポイントを活用した継続的な利用など)
 ※ LTVとはお客様生涯価値のこと。一人のお客様がお取引を始めてから終わるまでの期間内にどれだけ利益をもたらしてくれたかの指標です

バック(Back)ー 守りのDX

◆ 生産性を高めるアプリケーション
 チャットやメールなどを活用し従業員間のコミュニケーションを支援。
◆ バックオフィスのデジタル化
 定型業務をRPAに任せることで業務効率化を図る。
◆ リアル店舗のデジタル化による効率
 受発注業務のデジタル化や店舗の無人決済などにより効率化を図る。
◆ 従業員向けのデバイス
 タブレットやスマートフォンなどを従業員へ貸与し生産性の向上を図る。
◆ 仕事に利用するネットワーク
 リモートワークをするためのクラウドシステムとオンプレミスシステムのハイブリットの確立。

データを中心とした攻めと守りのデジタライゼーション

生産性向上により削減できた経費を攻めのDXへ再投資

基幹システムなどに保管されている従来のお客様データ(法人名、住所、電話番号、資本金)だけではデジタライゼーショ
ンに向けての変革には足りません。
これからは、Front オフィスであるWEB サイトやEC サイト・インサイドセールスやフィールドセールから収集できるお客様の潜在ニーズ(インサイト)や、お客様のEC サイトの閲覧、Cookie 情報などが重要です。そしてFront オフィスから得られた情報とBack オフィスで保管しているデータをつなぎ合わせます。FrontとBack のデータを有機的に結合し効率性・収益性を向上させ、新たな価値を生み出すことが必要です。

フロントオフィスソリューション
WebサイトHPからWebサイトへ
オンライン名刺交換顧客パーソン情報のデジタル化
インサイドセールス非対面営業営業の効率化
デジタルコンテンツ活用動画・商品情報のアップロード
バックオフィスソリューション
勤 怠 管 理働き方や生産性の向上
財 務 管 理電子決済などFintechへの対応
販 売 管 理フロントオフィスとの連携
顧 客 管 理すべてのデータとの連携

フロントソリューションデータ + バックオフィスソリューションデータ
新たな価値の創出

デジタライゼーションへの変革

業務やシステムをデジタライゼーションフェーズへ移行させるためのソリューション例

Front
 Before→After留意点・キーワード
企業データドリブン企業名や住所などの属性情報から、ユーザーエクスペリエンスなどお客様からのフィードバックの蓄積と活用個人情報保護法対応など、よりセキュアな環境で情報を管理
顧客のパーソン
データドリブン
名刺フォルダーによる管理から、名刺をデジタル化し、SFAやMA、CRMとの連携により効果的なマーケティング活動を行う取引先担当者の仕事やミッションが変わった時の名刺情報の最新版アップデート
インサイドセールス営業活動のすべてのフェーズを担当者任せから、インサイドセール導入により分業、協業化を図りお客様との接点機会を増加させる従来の顧客との関係性維持と自社・顧客双方の効率アップ
デジタルコンテンツ
プロモーション
対面セールスによる商品説明からWEBサイトやSNS、また動画を活用した情報発信へ転換し、お客様の潜在ニーズなどを収集する新規顧客の開拓と既存顧客の潜在ニーズ発掘

 

Back
 Before→After留意点・キーワード
基幹システムの
オープン化・クラウド化
社内でなければ仕事ができない環境から、いつでもどこでも仕事ができる環境を構築し生産性を向上させるリモート接続できないレガシーシステム
ネット上で運用できないレガシーデータ
非対面会議・
ミーティング
大勢で会議室に集まる会議や個別の面談から、リモー
ト会議・リモート面談に転換することで移動時間や手
間の削減を図る
会議主催者のリテラシー
発言の偏り
会議の一方通行
デジタルワークフロー出社しなければ稟議の承認などできない状況から、文書作成→回覧→承認→保管等の文書管理を一連の流れでできるようになるワークフロー
承認スピード
人材マネジメント勤怠管理中心の労務データから、人材育成や働き方
改革実践などの人材成長マネジメントへ転換
適正な評価をするための仕組みづくり

FrontとBackのデータをデジタル化し、そしてその情報をつなぎ導き出されたデータから新しいビジネス機会を創造します。

六甲商会はDX推進パートナーとなり、お客様のデジタイゼーションの見直しから始め、デジタライゼーションへのステップアップのお手伝いをいたします。